人の幸せについて思ったこと(農業体験を通して)

先日、農家をしている祖父母の仕事をお手伝いしました。
幼いころ畑で遊んで育ったのですが、仕事を手伝ったのはほぼ初めて。

不思議と、とっても幸福感で満ちたんです。
思い出があるとか、祖父母のためになっているとか、
そういう個人的な感情とはまた別の話。
あ、幸せを感じられることがこんな身近にあったんだ、と改めて気づきました。

なぜ農業で幸せを感じたのか?

農業をしてみて一番感じたのは、
極論、これで生きられるじゃん!ってこと。

大学生の時、ラオスという国の、電気も水道も通ってない村で
自給自足の生活をしたことがあり、そこでも感じたことでした。
社会に出てすっかり忘れてしまっていたこの感覚を、改めて思い出しました。


日本、東京、という発展し成熟した社会は、仕事が細かく分業されているんですよね。
分業されているおかげで人々は働きやすく、効率的に社会が成長していくわけです。

例えば3人で無人島にたどり着いたとして。
各自で食べ物調達や寝床確保、脱出用のイカダ造りをしてもいいけど、
1人ずつ役割分担した方が効率がいいですよね?

それと同じこと。
みんなで協力して支え合ってここまで成長してきているわけです。
ただ、私たち一人一人から見ると、あまりに規模が大きく、当たり前になりすぎている。

そのため、知れる世界が限定的になり、
見える範囲が狭くなってしまっているのではないかと思います。

でも人って、本当はもっとシンプルでも良くて。
自分や家族の分の寝床、着るもの、食べ物があればそれで生きていけるんですよね。
人は自分の力で生きていける、という実感をすると満たされるものです。


畑を耕したり、野菜を収穫するなかで、私はそれを感じました。
実際に畑に行って、土のにおいをかいで、太陽の光を浴びて、
水や風を感じて、野菜に触れると、全身でこの感覚を味わえます。

頭でわかっているのと、心と体で感じるのとでは全然違います!
ぜひ、土いじりをしてみてください^^
ラオスでの自給自足生活についても、別記事書くかもしれません!

コメント

タイトルとURLをコピーしました