中国茶┃お茶の分類方法~お茶とは?6大分類、種類について~

こんにちは!しょうこです^^

お茶と聞いて、どんなお茶を思い浮かべますか?いろいろなお茶がありますよね。
中国では、「お茶とはこの植物である」と明確な定義があります。
そして、日本でもよく聞く”緑茶”や”烏龍茶”、”紅茶”という言葉は、お茶を大きく分類した時の呼び方なのです。
今回は、お茶とは?分類とは?分類の仕方とは?について、説明していきます!

分類によって特徴や効能が違うので、知っておくと、お茶をより効果的に楽しめるようになりますよ♪

中国茶の分類

まずは分類方法について説明していきますね。

“お茶”と呼ばれるものは世界中にたくさんありますが、
本場中国でお茶は、”6+1″種類に分けられると言われています。

6+1とは?

中国では、ツバキ科の「カメリア・シネンシス」という木の葉っぱのみをお茶と呼びます。
逆に言うと、それ以外はお茶ではありません。

一方、菊やバラなどの花茶や、薬膳茶など、お茶のように飲むものを”茶外茶ちゃがいちゃ“と言います。

  • 茶=カメリア・シネンシス(チャノキ)
  • 茶外茶=それ以外(麦茶やコーン茶などもこれにあたる)

お茶は6種類に分類されるので、
「6種類のお茶+茶外茶」ということで”6+1″種類と言われています。

6大分類

では、お茶の”6種類”はどのように分けられるのでしょうか。

それはズバリ、発酵度です。

お茶は、葉っぱ自体が持つ”酸化酵素”による発酵を利用して作られます。(黒茶は例外)

6種類それぞれ、葉を摘んでから様々な工程を経て出来上がりますが、
その中で必ず行われるのが、殺青さっせいと呼ばれる”火入れ”。
火入れをすることで酸化酵素の働きを止め、発酵度合をコントロールするのです。

そして分類されたお茶は「緑茶りょくちゃ白茶はくちゃ黄茶きちゃ青茶あおちゃ紅茶こうちゃ黒茶くろちゃ」と呼ばれます。
(どのお茶も、同じ葉っぱからできているんですよ!)

ではここから、それぞれのお茶について簡単に説明しますね!

緑茶

  • 不発酵ふはっこう
  • 発酵度:0%に限りなく近い
  • 摘んですぐに火入れをする
  • 茶葉の色も茶水の色も緑色
  • 中国で生産されるお茶の7~8割はなんと緑茶!大人気!
  • 日本の緑茶と特徴が違うので、比べてみると楽しい

緑茶についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓を読んでみてください!

白茶

  • 微発酵びはっこう
  • 発酵度:10%以下
  • 少し乾燥させてから火入れをする
  • 葉の産毛が多く、茶葉が白く見える
  • 「1年でお茶、3年で薬、7年で宝になる」と言われている
  • 美容効果が高いことが証明されヨーロッパで大人気に!
  • 白茶ベースの香水や美容液も出ている(ホワイトティー)

白茶について、詳しくはこちら!

黄茶

  • 弱後発酵茶じゃくこうはっこうちゃ
  • 発酵度:10%以下
  • 火入れをしてから少し酸化させる
  • 緑茶に近いが、茶水の色は黄色
  • 生産量が少なく希少価値が高い!

黄茶についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓を読んでみてください!

青茶(烏龍茶)

  • 半発酵はんはっこう
  • 発酵度:15~70%くらい(幅が一番広い)
  • 葉に細かい傷をつけ、火入れをしてから揉む
  • 緑茶のように緑色のものから、茶色いものまで種類が豊富
  • 岩韻がんいん“”乳香にゅうこう“など、様々な香りを楽しむことができる

青茶(烏龍茶)について、詳しくはこちら↓を読んでみてください!

紅茶

  • 完全発酵かんぜんはっこう
  • 発酵度:80%以上
  • 強い圧力で揉み、十分に発酵させて火入れをする
  • 発酵が進んでいるため、茶葉も茶水も赤茶色
  • 中国からヨーロッパに伝えられた
  • ヨーロッパの紅茶と特徴が違うので、比べてみると楽しい

黒茶(プーアル茶)

  • 後発酵茶こうはっこうちゃ
  • 発酵度:100%に限りなく近い
  • 火入れをした後、微生物の働きによって発酵させる
  • 茶葉は黒、茶水は栗色
  • 茶葉のままパラパラのタイプや、円盤状に押し固めたタイプなどがある
  • 年月が経つほどに価値が上がる
  • 昔は親心がこもった嫁入り道具だった
  • 意外とミルクティーにするとおいしい

黒茶(プーアル茶)を詳しく知りたい方はこちら↓を読んでみてください!

さいごに

いかがでしたか?
今回はお茶とは?分類とは?分類の仕方とは?について、説明してきました!

6分類がわかったところで、次の記事では、どんな時にどのお茶を飲むといいのか、ご紹介しています。
中国茶は種類が豊富なので、その時の気候や体質、料理に合わせて色々選ぶことができるんです♪
選び方を知ると、お茶をより効果的に楽しめるようになるので、ぜひ読んでみてください^^

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