こんにちは!笙子( ▶プロフィールはこちら )です。
今回は、本当に美味しいお茶の選び方をご紹介します。
美味しいお茶を飲みたい時や、プレゼントとしてお茶を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください♪
淹れる前に見るポイント
茶葉の状態で売られている
ティーバッグでなく、茶葉で売られているものを選びましょう!
良質でおいしいお茶を求めるなら、これは鉄則です。
ティーバッグは手軽に飲めて便利ですが、使われるお茶は機械で摘まれていることが多く、さらに細かく粉砕されているため、おいしさを保つことができないのです。
春に摘まれている
お茶の分類や品種によっても変わってきますが、一般的には、春摘みのお茶が栄養価も高く高品質だと言われています。
葉になる前の「芽」を使っているものがわかりやすいですね。
春摘みのお茶はバランスが良く繊細な味で、夏摘みのものは大きく大胆な味、冬に摘まれたものは深みのある落ち着いた味のイメージです。
ごく一部、四季春などの品種で冬摘みが良い(「冬片」と呼ぶ)とされるものもあるのですが、基本的には春に摘まれたものを選ぶと間違いがないです。
豊かな香り
茶葉の香りがギュッと詰まっています。
濃くても嫌な感じは無く、心地よさを感じます。
安心感を感じるもの、華やかなもの、甘いもの、それぞれの品種で特徴がありますが、どれにも共通しているのは、心と体がリラックスすることです。
天然のアロマですね。
お茶を淹れたときに見るポイント
何煎も淹れられる
良いお茶は3~5gの茶葉で2リットルも淹れられるんです。中には3リットル飲めたものもありました!
ティーバッグ1つで、2リットルのペットボトル1本分のお茶ができると思うとすごくないですか?
もちろん、グラデーションで少しずつ薄くなっていきますが、ずっとおいしく飲めます。
茶葉を買うときは高価に感じても、結果コスパが良いですね。
甘味がある
美味しいお茶は甘味が感じられます。
イメージするなら、新鮮な野菜が甘いのと同じです!
渋味や雑味が出ないので、甘さが際立ってくるのかもしれません。
渋味が出ない
ティーバッグのお茶って、お湯に入れたまま放置していると渋くなりませんか?
実はお茶のクオリティの高さと比例して、渋味は出なくなっていきます。
特に良いものは、たとえティーポットで1日放置しても一切渋くならないんです。
そのまま置いておけるので、時間を気にせずにゆっくりと楽しむことができますよ。
クリアなお茶の色
良いお茶は表面にハリ・ツヤがあります。お肌のようですね。
1枚1枚丁寧に作られているので、茶こしを使わなくても、にごったり細かい茶葉が浮いたりしません。
光にかざすとステンドグラスのようにキラキラと輝いて、うっとりしてしまいます。
注ぐ際に、わずかにとろっとしているように見えるのも特徴です。
冷めても香りが残る
冷めても香りが弱まらないのもポイントです!
中国では、お茶は味よりも香りが重要視されており、香りを楽しむための茶器(聞香杯)があるほど。
(茶器については別の記事にまとめています。奥が深いのでぜひご覧ください。「中国茶器について」)
確認するコツは、飲んだ後の茶杯を鼻に近づけてみることです。
茶杯に残った香りもとってもいい香り!
主催するティーサロンでも香りを楽しんでもらっていますが、「このまま茶杯を持って帰りたい!」という声続出です。笑
茶殻(葉底)を見るポイント
手で摘まれている
手で摘まれている茶葉を選べばほぼ間違いないです。
見分け方は簡単で、葉の根本で摘まれているかどうか。
機械で刈り取ったものは葉が切れており、形も大きさもまちまちです。
1枚1枚、人の手で摘むのはとても大変な労力です。
機械で刈り取るのが増えている中、手で摘んでいるお茶は間違いなくその後の工程もこだわられています。
味や香りと違い、見た目ではっきりとわかるポイントなのでわかりやすいですね。
ツヤがあり明るい色
ツヤがあり、葉の色が明るいものを選んでみてください。
元々の茶葉の育成環境や、製茶工程での管理が表れます。
そのお茶の品種や発酵度にもよるので難しめなポイントですが、比べてみたり慣れるとわかってきます。
他にも、茶殻(葉底)には多くの情報が詰まっており、「葉底を見ればお茶のすべてがわかる」とも言われています。
緑茶や紅茶などの分類はもちろん、品種までわかってしまうことも!
こちらの記事では、写真つきで詳しく紹介しています◎
さいごに
いかがでしたか?
良いお茶の特徴を書いてきましたが、好みや用途、予算は人それぞれ。
ご自身にあったお茶を選ぶのが一番だと思います。
見極めるポイントを知っていると様々な角度から選ぶことができるので、お気に入りのお茶を探す参考にしてみてくださいね♪
季節や用途など、シーンごとの選び方はこちらの記事にまとめているのでこちらもぜひご覧ください。
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