こんにちは!しょうこです^^
中国茶といえば、ジャスミン茶をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
私は本物のジャスミン茶を飲んだ時の衝撃を今でも忘れられません。
まるで香水のよう!飲んだ瞬間に香りが全身にめぐります。
今回は、そんな茉莉花茶(ジャスミン茶)についてご紹介しますね♪
茉莉花茶のキホン情報
茉莉花茶とは?
茉莉花茶は、緑茶や白茶に茉莉花(ジャスミン)の香りをつけた、”再加工茶”と分類されるお茶です。
再加工茶とは、6大分類のお茶をベースに、少し手を加えたもののことを指します。
代表的なものはこちら↓
- 茉莉花茶(ジャスミンの香りをつけたお茶)
- 珠蘭花茶(蘭の香りをつけたお茶)
- 桂花烏龍茶(金木犀の香りをつけた烏龍茶)
- 玫瑰紅茶(バラの香りをつけた紅茶)
茉莉花茶に使用されるジャスミンは、アラビアジャスミンというもの。
アラビアジャスミンを中国語で茉莉花と言います。
茉莉花茶の製法
茉莉花茶ができるまでの工程を、簡単に説明します。
- ベースとなる茶葉の水分を落とす
- 茉莉花の花を混ぜ合わせたり、積み重ねて茶葉に香りを吸わせる
- 花を取り除く
- 乾燥させる
- 2~4を何度も繰り返す(この回数が多いものほど高級)
- 最後に乾燥させて完成
これでもかなり省略して書いています。
見ての通り、とても手間がかかっているんです!
特に品質の良いお茶の場合。
茉莉花の花は、満開に咲いているものやつぼみの状態ではなく、”咲きかけ”のものを使うんです。
満開に咲くときの、一番いい香りをお茶に吸わせるためなんだそう。
聞くだけでうっとりしてしまいますね。
ベースとして使用されるのは緑茶や白茶。
緑茶についてはこちらの記事をご覧ください!
茉莉花茶の効能
- 東洋医学的には涼性です。※温かい茉莉花茶でも同じ。
- 体の余分な熱を取り除いてくれるため、暑い季節や熱がこもりやすい方に特におすすめ。
- ベースのお茶それぞれの効能を持ち合わせる。
- 免疫力UP効果
- ふわっと広がる香りで、全身の気の滞りを解消する。
- イライラや不安を消し、気持ちを落ち着かせる。リラックス効果◎
- 目と頭の働きをクリアにする。
- 血行が良くなる。造血効果も。
- 肺を潤し、体の乾燥を防いでくれる。
※カフェインも含まれるので、なるべく明るい時間に飲むようにしましょう!
ベースとなることの多い白茶についてはこちらの記事をご覧ください!
茉莉花茶の種類
ベースのお茶いろいろ
- 緑茶(大半が緑茶ベース。緑茶と茉莉花茶、どちらの味も楽しめます)
- 白茶(白茶自体の生産量が少ないため、少し珍しい。癖が少ない分、よりジャスミンを感じることができる。より甘みが強い。緑茶ベースよりも高価であることが多い。)
- プーアル生茶(雲南省限定のため、かなり珍しい。)
プーアル生茶についてはこちらの記事をご覧ください!
茶葉の形いろいろ
- 新芽タイプ(茶葉そのままの状態)
- 丸いころころタイプ(龍珠、パールと言われる)
茉莉花茶の飲み方
基本的に中国茶は、飲み方のルールはなく自由です。
お好みの淹れ方で、お好みの濃さで楽しむのが一番!
ここでは一般的においしいとされている淹れ方や、
私が思う、より茉莉花茶を楽しむためのポイントをご紹介します!
おいしい淹れ方
- お湯の温度は80~℃
- 茶葉3~5g:湯150ml程度
- 茶器は磁器製の蓋碗
私が思う、茉莉花茶を楽しむためのワンポイント
香りをめいっぱい吸い込む
本物の香りはアロマテラピーかのように、淹れる時の香りだけでも癒されてしまいます。
飲むと全身に広がり、まるで自分がベールに包まれているように感じますよ。
幸せな気持ちになりたい方は香りをめいっぱい吸い込んで。
中国茶器には、聞香杯という香りをかぐための茶器があります。
もしあれば聞香杯を使い、なければ背の高いカップで飲んでみてください。
そして、茶器に残った香りに集中してみて。
温度が下がると同時に、ハチミツのような濃厚な香りも楽しむことができます。
温かいうちは軽やかで華やかで、全体に広がるような香り。
ぜひ香りに集中して、幸福感を味わい尽くしてください♪
さいごに ~茉莉花茶の魅力~
いかがでしたか?
この香りをいつまでもまとっていたいと夢見心地にしてくれる茉莉花茶。
手間のかかり方を見ると、より一層、大切に飲もうという気持ちになりますね。
普段、ペットボトルや、町の中華料理屋さんで飲んでいるものをイメージしている方は、全く別物に感じると思います!
いつものジャスミン茶が苦手でも、「本物のジャスミン茶なら飲める!」という方も多いので、私のティーサロンでも定番でお出ししています。
まだ体験したことのない方は、ぜひ飲んでみてくださいね♪
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